GrandSeiko(グランドセイコー)はこだわりのマニファクチュール
Brandear
人気腕時計ブランド「GrandSeiko(グランドセイコー)」の時計工房・デザインの秘密や豆知識などブランディアならではの視点でご紹介させていただきます。
ブランドを支える“2つの時計工房”
グランドセイコーは素晴らしいマニファクチュールである2つの工房を柱として、次々と作品を世に送り出しています。
一つ目の工房は、岩手県雫石町にある機械式時計の聖地とも呼ばれる「雫石高級時計工房」です。時計を一貫して生産するマニファクチュールである雫石高級時計工房には数多くの優秀な技能士が揃い、精度の高いパーツの製造技術とそれらを組み立て仕上げていく職人技が、歴史に残る数々の機械式時計を生み出しています。
二つ目の工房は、長野県塩尻にある新進気鋭のマニファクチュール「信州 時の匠工房」です。高度な製造技術で豊富なアイデアやセンスを表現し、初代のクオーツを発表してから5年という短期間で“クオーツを超えたクオーツ”キャリバー9F83を完成させ、機械式時計とクオーツ式時計とのハイブリッド型のムーブメント「スプリングドライブ」を開発・誕生させました。
また、メカニカル自動巻3Daysで達成した3日巻きを大きく上回る8日巻きを叶えた「9Rスプリングドライブ8Days」は「信州 時の匠工房」を構成する主要工房であるマイクロアーティスト工房初のグランドセイコーです。
こだわりのデザインで引き継がれるセイコースタイル
グランドセイコーの特徴は、どこか日本らしさのある美しい品格の漂うデザインです。
1967年に発表し“セイコースタイル”を確立したモデル「44GS」は、平面を主体にした平面と二次曲面からなるデザイン・ケースと文字盤と針の平面部の面積を多くする・各面は歪みの少ない鏡面を原則とする、この3つのポリシーをもとに製作され、以下の9つのデザイン要素が実現しました。
時刻を読み取りやすくするために12時のインデックスに2倍の幅を持たせる・インデックスを多面カットできらめかせる・ガラスの縁上面を鏡面研磨して歪みをなくす・ケース平面を鏡面研磨することで鋭い印象を持たせる・リュウズを半ば胴に埋めることで心地よい装着感を与える・インデックスや針を際立たせるため文字盤をフラットにする・時分針をきらめかせるため多面カットする・鋭い印象を和らげるため接線サイドラインの曲線を大きくする・逆斜面形状のベゼル側面とケース側面で美しさと薄さを感じられる形状にする。
これら9つのデザイン要素を“セイコースタイル”と定義付けし、独自のデザイン理念としています。マニファクチュールであるグランドセイコーから放たれる特有の輝きと雰囲気は“セイコースタイル”にこだわりを持っているからなのです。