Brandear
人気ブランドAlden(オールデン)のタンカーブーツの人気の秘密や豆知識などブランディアならではの視点でご紹介させていただきます。
数あるファッションアイテムの中でも、実用性が求められる靴ですが、オールデンのタンカーブーツは数あるレザーブーツの中でもトップレベルの履き心地を実現しています。その秘密はラストと呼ばれる木型へのこだわりがなせる技と言えます。
ラストの種類は靴の種類によって異なり、ゆったりめで愛用者が多く広めの「バリー・ラスト」、通常より細めの「プラザ・ラスト」、かなり細めの「アバディーン・ラスト」、モカシンやローファー用の「バン・ラスト」、ブーツ用の「トゥルーバランス・ラスト」、∨チップなどに使われる「モディファイド・ラスト」など、それぞれの特徴ごとに作られた多数のラストがあります。
第二次大戦の米軍の軍靴用に作られた「379X」通称ミリタリーラストは、長らく倉庫で眠っていましたが、日本の代理店であるラコタハウスとオールデンが共同企画し、タンカーブーツ用のラストとして復活しました。
タンカーブーツを筆頭に日本人の足にもしっかりフィットするよう設計されたオールデンの靴は、創業から100年以上たった今でも多くの人々に愛され続けています。
靴好きの方がオールデンの靴を選ぶ際に、外せない注目ポイントがあります。それは靴の素材です。オールデンの靴にはコードバンと呼ばれる希少なレザーが使われています。コードバンは農耕馬の臀部の皮から作られており、磨けば磨くほど滑らかになり美しい輝きを放つ事が特徴です。
鞭を打たれる農耕馬の皮を使用している為、傷のないコードバンは滅多にありません。そのため、濃い目の色に染色されます。しかし、稀に傷が少なくウイスキー色に薄く染色されたコードバンが存在します。これは希少価値が高く、染色の薄いコードバンレザーを用いたアイテムは最高級品となります。
タンカーブーツに使用した場合には、存分感があるウイスキー色のレザーが魅力を存分に発揮していてメンテナンスを繰り返しながら大切に履いていく事でどんどん味のある外見になり、極上の履き心地に育っていくのです。
そして、シックなブラックカラーのコードバンを用いたタンカーブーツは、使い続ける間に様々な色彩を楽しめる革靴のひとつです