世界最高のレザー『エルメスのボックスカーフ』
Brandear
人気ブランドHERMES(エルメス)のボックスカーフの人気の秘密や豆知識などブランディアならではの視点でご紹介させていただきます。
老舗が産み出す珠玉の作品
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ボックスカーフは、古くからエルメスのアイコンバッグなどに採用されている伝統的な素材です。エルメスのボックスカーフは世界最高品質とも言われており、それを製造しているのが、1948年にフランス・オーヴェルニュ地方で創業された「タナリー・デュ・プイ(Tanneries Du Puy)」という老舗タンナーです。
ボックスカーフは、生後半年以内の仔牛の革に滑らかなガラス加工が施された透明感のある光沢が特徴的で、フォーマルな印象があります。
一見すると単にコーティングされたツルツルのレザーのように見えますが、よく見ると表面には細かなキメがあります。この素材の中から光沢感のある製品に仕上がるのは、老舗タンナーの「タナリー・デュ・プイ」をもってしても100枚に10枚仕上がるかどうかの域なんだそうです。そして、その希少なレザーがほとんどエルメスに卸されているということが、世界最高品質のレザーと呼ばれている所以なのです。
ボックスカーフが与える上品さ
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皆さんはエルメスのバッグといえば何を思い浮かべますか?おそらく多くの方が「ケリーバッグ」や「バーキン」などを挙げると思います。
両者はエルメスのアイコンバッグとして様々な素材・カラーバリエーションで展開されていますが、それらのバッグにも、もちろんエルメスが誇る最高品質のレザー「ボックスカーフ」が素材の1つとして採用されています。
ボックスカーフの特徴として、光沢感があり、フォーマルな印象があるということを前述しましたが、素材にボックスカーフを用いることで、ただでさえ高級感のある「ケリーバッグ」や「バーキン」をさらにエレガントに演出しています。
ちなみに、日本ではボックスカーフ素材の「ケリーバッグ」は着物の女性が持っている印象が強いアイテムで、特に外縫いタイプと相性がよく、着物が持つ和の雰囲気を保ちつつ上品にグレードアップさせてくれます。