FRANCK MULLER(フランクミュラー)のジュエリーウォッチ

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FRANCK MULLER(フランクミュラー)のジュエリーウォッチ

人気ブランド「FRANCK MULLER(フランクミュラー)」の腕時計【インフィニティー】の人気の秘密や豆知識などブランディアならではの視点でご紹介させていただきます。

小さな腕時計に込められた技術と手間とデザイン

 「高級時計」と言えば、多くの方はロレックスやタグ・ホイヤーのような有名ブランドの時計を思い浮かべるでしょう。ですが「高級時計には二種類ある」と言われたら、いかがでしょう。片方は宝石や貴金属が贅沢に使われたジュエリーウォッチですね。そしてもう一方は、複雑時計と呼ばれるものです。

 複雑時計のメーカーとして名高いブレゲ、パテックフィリップ、オーデマ・ピゲなどは、ブランドの知名度はそれほど高くありません。けれども、時計好きの方々から言わせるとコチラこそ本物の高級時計ということになるようです。

 1970年代以降、クォーツ式時計が腕時計の主流となって以来、機械式時計の存在意義は薄れ、「高級時計」といえばすなわち貴金属や宝石が輝く宝飾品のような薄型のクォーツ式時計であるように思われた時期がありました。けれども、そんな風潮をくつがえした時計師が、ブレゲの再来とも言われたフランク・ミュラーでした。

 「高級時計とは機械式複雑時計である」。この主張を広く世間に知らしめたのがフランクミュラーの時計です。フランク・ミュラーにとって時計の価値とは、腕時計の小さなケースの中にどれほどの手間と叡智と技術が注ぎ込まれたか、ということに尽きるのです。

 とはいえ、フランクミュラーの腕時計は、単に「複雑時計」ということだけが取り柄ではありません。創業当初から、フランクミュラーは機械式時計の高い技術と共に、腕時計のデザイン性や工芸品的な装飾を大切にしてきました。そのことを如実に示すものの一つが、トノウ・カーベックス型と呼ばれるケースのデザインです。フランク・ミュラー自身が考えたというこのケースは、「スタイリッシュな腕時計といえば薄型のもの」と思われてきたそれまでの通念を吹き飛ばしました。

 トノウ・カーベックス型のケースは表側は樽型に膨らみ、裏側はきれいに湾曲して人間の腕にフィットします。ぶ厚いものながら見事に実用的で優美なのです。

 フランクミュラーの「インフィニティ」シリーズは、ムーブメントはクォーツ式ですが、ケースはいずれもカーベックス型で、ふっくらと三次元的です。幅広く取られたベゼルに丹念に埋め込まれたパヴェダイヤと文字盤を彩る芸術的なまでに大きく描かれた「3,6,9,12」のインデックスが特徴です。

ジュエリーウォッチ「インフィニティ」

 フランクミュラーの高級時計といえば機械式複雑時計が有名ですが、「インフィニティ」はダイヤモンドが贅沢に埋め込まれた、ファッション性の高いジュエリーウォッチです。インフィニティの特徴の一つは広いベゼルですが、ベゼルの表面を飾るダイヤモンドは、宝石職人の手で一つ一つ丹念に埋め込まれています。

 文字盤のマザーオブパールは視認性を良くする効果があり、オーバーサイズのインデックスは数字というよりむしろ装飾として芸術的にデザインされています。

 ちなみに「カーベックス型」は、インフィニティのケースのデザインにも採用されていますが、フランクミュラーは2007年にカーベックス・カットというダイヤモンドの形を開発し、ジュエリーコレクションを発表しています。真ん中が膨らんだ直方体のような73面体のカットダイヤはフランクミュラー独自のもので、フランクミュラーの宝飾技術の高さを示すだけでなく、その美しさのゆえに人気があります。

 このようにダイヤモンドのカットへのこだわりからしても、カーベックス型はフランクミュラーのアイコン的なデザインと言ってよいでしょう。インフィニティには、文字盤とベゼル全体にダイヤモンドが敷き詰められたカーベックス型の「インフィニティ カーベックス レリーフ ダイヤモンド」や、文字盤にマザーオブパールが用いられた「インフィニティ カーベックス ダイヤモンド」などが展開されています。

 これらはインデックスがアラビア数字かローマ数字か、文字盤がパヴェダイヤかマザーオブパールか、などの違いはあれ、いずれもケースの表面がふっくら盛り上がっています。フランクミュラーのカーベックス型にかけた自信がうかがわれるとともに、いずれも時計のデザインとして整ったハイセンスなジュエリーウォッチとなっています。

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