LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)の腕時計の歴史を刻むタンブール
Brandear
人気ブランド「LOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)」の【タンブール】の人気の秘密や豆知識などブランディアならではの視点でご紹介させていただきます。
期待を裏切らないルイ・ヴィトンが作った腕時計
今やバッグだけでなくアパレルやアクセサリー・小物など多くのアイテムが揃い、世界中から絶大的人気を誇るルイ・ヴィトンですが、腕時計を本格的に売り出したのは2002年からで、記念すべき初のウォッチ・コレクションとして発表された「タンブール」は現在でも定番ウォッチとしてルイ・ヴィトンウォッチの歴史を築いています。
タンブールとは太鼓を意味し、太鼓をイメージしたコミカルなケースの側面には『LOUIS VUITTON』の12文字が、裏蓋にはLVのモノグラムがそれぞれ刻印されています。2002年に発表されたコレクションでは、旅行鞄の専門店として始まり「旅」を知り尽くしたルイ・ヴィトンらしく日々のファッションを楽しませてくれるデザインでクロノグラフやGMTなどが搭載された自動巻き・クォーツの数々が披露されました。
「ルイ・ヴィトン カップ 自動巻クロノグラフ キャリバーLV277」は、その年のヨットレースの大会「ルイ・ヴィトンカップ」を記念して作られた277本限定モデルです。
ケースはタンブール特有のデザインに裏蓋がスケルトンになっており、ムーブメントには開発メーカーの協力を得て高性能キャリバーLV277が導入され、ブランドの持つ高いデザイン性に加え機能面でも優れたルイ・ヴィトンの腕時計製作への本気度を示す作品となり、時計界へ本格参入を果たすこととなりました。
時計界に本格参入したタンブール
ルイ・ヴィトンは、2011年に全世界の有名時計ブランドが最新モデルを発表する世界最大の展示会「バーゼル・ワールド」に初参加でありながらタンブール・コレクションの新作6シリーズ17モデルを発表し、時計界に存在感を与えました。
例えばルイ・ヴィトンの時計作りとともに発展し続けるタンブールの登場から15周年を記念して発売された「タンブールムーン」は、独特のフォルムを活かしつつも印象を大きく変えた新生タンブールで、曲線を美しく強調させるために作られたエッジ部分の窪みが反射する光で照らされた見事なカーブが「月」を上手く表現し、品のある作品に仕上げられています。
中でも文字盤とストラップをブラックで統一させスマートな印象の「タンブールムーンオトマティックGMTブラック」はメンズに、ホワイトで統一され、スターモノグラムとフラワー秒針が可愛らしいデザインの「タンブールムーンスターMMブロンシュ」はレディースにオススメの一本です。
また、独自のメカニズムであるスピンタイムやツインタイムクロノグラフの開発に成功していたルイ・ヴィトンは、2014年に新工房「ラ ファブリク デュ タン ルイ・ヴィトン」をオープンさせており、現在も新たな製作に取り組み続けています。