BREITLING(ブライトリング)の夢が作り出した究極のムーブメント
Brandear
人気ブランド「BREITLING(ブライトリング)」の【ムーブメント】の秘密や豆知識などブランディアならではの視点でご紹介させていただきます。
レオンの夢が「飛行士のための計器」を生む
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大空に憧れ、クロノグラフ製作に情熱を注いだ創業者の遺志を受け継ぐ者たちが、究極のムーブメント「クロノグラフ」を完成させました。
その功績と技術は航空界にも認められ、いまやクロノグラフの名門とも名高いブライトリングは数多くのクロノグラフを世に送り出し、創業当初から、クロノグラフへ並々ならぬ情熱を注いできました。創業者であるレオン・ブライトリング氏は、時計産業が盛んなスイスのジュラ地方で幼少期を過ごし、農業と時計機器製作の両方を生業とする地域特性から時計のパーツなどに深い興味を持ちました。
エンジンを動力とした飛行機がまだ存在しない時代に飛行士を夢見たレオン氏は、計器や時計パーツ作りの技術を元に24歳で自身のアトリエを開き、飛行機の発展へ願いを込めたクロノグラフ製作に情熱を注ぎました。その技術や制作されたクロノグラフは多くの賞を受賞するなどクロノグラフの発展に多大な影響を与えました。
息子のガストン・ブライトリング氏が父の遺志と共に会社を受け継ぎ、そして世界で初めての腕時計型クロノグラフを開発する偉業を成し遂げます。その後ガストン氏は、飛行士のためのクロノグラフを作ることを決意し、航空用腕時計としてクロノグラフを大きく発展させました。次にブライトリングを引き継いだガストン氏の一人息子ウィリー・ブライトリング氏は、クロノグラフのリセットボタン機構を開発し現在のクロノグラフの原型を誕生させ、その後もクロノグラフの代表作を次々と発表しました。
そして念願叶って、航空界のオフィシャル・サプライヤーとして支援をすることになり「パイロットのための計器」として、ブライトリングが作るクロノグラフが認められました。レオン・ブライトリング氏の夢だった「飛行士」が重要とする計器だからこそ、ブライトリングというブランドがクロノグラフの名門として輝いたのです。
受け継がれるブライトリング家の情熱のバトン
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ブライトリングを引き継いだ現会長アーネスト・シュナイダーは、クォーツショックから立ち直るために、あえて機械式時計で再起を試みます。見事に自動巻きクロノマットがフレッチェ・トリコローリの公式時計として採用されます。その情熱はしっかりと受け継がれ、新生ブライトリングが誕生し再びクロノグラフの名門として輝くことになったのです。
そして、最高品質を追求した100%クロノメーター化を完成させ、正確な時を刻む事を実現させ、全ての人から信頼を得ることができました。
スーパークォーツは、究極を追求し続けるブライトリングだからこそ成し得た開発結果です。そして、自社開発・自社製造のクロノメーター・ムーブメントを完成させ、自社キャリバーを持つ数少ないブランドの一つとして名声を集め、現在では複数のキャリバーを所有し、自社キャリバー搭載モデルを数多く発表しています。
ブライトリングはムーブメントだけでなく、外装に視認性・操作性・耐久性を追求し、部品からこだわって製造しているのです。特に心臓部であるムーブメントを守るケースの製造には約3ヶ月掛かっています。そうやって丹精込めて作った製品だからこそ、プロフェッショナルのための計器として愛されているのです。
ブライトリングは 防水性に優れたダイバーズモデルなど多くの腕時計を誕生させ、空、陸、海と活躍の場を広げています。そしてクロノグラフのプロフェッショナルとしてさらなる進歩へ挑戦し続けているのです。